今週の1冊
2026/08/11
今週の1冊
「白夜行」東野圭吾
そろそろ、一旦ここで東野圭吾さんの作品紹介は
一区切りにしようと思います
…といっても、最後に紹介するなら、
『白夜行』
東野圭吾さんの代表作として名前が挙がることも多く、映像化もされた有名な一冊です
「東野圭吾を読んだことがない」という方にも、
まず一度手に取ってほしい作品のひとつ
ただ、文庫本で読むと…なかなかの鈍器です(笑)
それくらい分厚い。でも、読み始めるとページ数なんて気にならなくなってきます
物語は1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を営む男が殺害されるところから始まります
事件は解決されないまま、被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂という
二人の少年少女が、それぞれ別の人生を歩んでいきます
その二人の周囲では、年月を重ねるごとに不可解な出来事が起こっていく
直接的につながっているようには見えない
全く別々の道を歩むように見える2人の周囲で、
その後も幾つもの恐ろしい犯罪の形跡が見え隠れしていく…
そして長い時間の中で、物語が積み重なっていき…
この作品の面白さは、単純な「犯人探し」だけではありません
二人の人生、その周囲にいる人たち、それぞれの行動や感情を追っていくことで、
「愛することは罪なのか」
「愛されることが罪になることはあるのか」
そんなことまで考えさせられます
私は原作も好きですが、映像作品も好きです
特にドラマ版で武田鉄矢さんが演じられた、2人を泥臭く追い続ける老刑事・笹垣という人物が
ものすごく好きなんですよね(笑)
(※あくまで個人の感想です)
東野圭吾さんの作品は、同じ作家なのに作品ごとに雰囲気がまったく違う
だから私は、どんどん沼に落ちていったわけですが(笑)
その中でも『白夜行』は、東野圭吾作品を語るなら
外せない一冊

